オーストラリアMBAが今絶対おすすめの理由! -はじめに
はじめに
私は、入社して6年目に念願の社費MBA留学の権利を獲得できた運の良い人間です。2016年秋、オーストラリアのシドニー近郊にあるマッコーリー経営大学院(通称MGSM)の2年間コースに入学、2018年卒業しました。実のところ当初は、留学先としてオーストラリアという選択肢は頭の片隅にもなくて、MBAといえばアメリカと考え、実際にアメリカの複数の大学に受験していました。しかしその後進路をオーストラリアに変更。今振り返えれば、「オーストラリアMBAへの決断」は、人生で最良のものであったと心の底からから断思います。
ハーバード大学もスタンフォード大学などの大学に行きたいのなら、アメリカに行くしかない。でも日本からMBA留学に行く多くに人にとって、知名度よりも「コストパフォーマンス(費用対効果)の高いMBA留学」を求めているのではないでしょうか。そしてコスパにおいて、アメリカMBAよりもいいかもしれないのが、オーストラリアMBAと思います。
結論を先に言えば、オーストラリアMBAがオススメの理由はコスパの良さだと思います。コスパを良くするには、費用(金銭的な費用に加え時間も含まれる)減らすか、効果を高める二通りがあるのでしょうが、その前に、私がオーストラリアMBAに行くことになった経緯を少々紹介したいと思います。社内選考を無事通過した私が当初考えていた留学地はもちろんアメリカでした。なぜなら、会社内の MBAホルダーの大半はアメリカ卒業組みばかりだったからです。もちろん私の会社に限らず、今でも世間的にはMBAといえばアメリカというイメージが一般的と思います。私もまさにそう考えていた一人であり、渡米経験が皆無であるにも関わらずアメリカを憧れ、その中でもカルフォルニアなど西海岸に立地する大学を複数候補に挙げて受験勉強に取り組んでいました。結果、数校合格をなんとか獲得。また同時に滑り止め程度に考え出願していたオーストラリアの大学からも合格を得ました。そして、私は本命であったアメリカの大学ではなく、 オーストラリアの大学に行くことを決断したのでした。社内的にもアメリカ行きが当然という状況で、オーストラリアに行く理由を考える必要があった。その時に恥ずかしながら初めて知ったのが「世界のMBAランキング(この時はFinancial Times)」でした。そこには、私が受験したオーストラリアの大学の方が、アメリカのそれよりも断然上位である事実でした。ちなみに上位100位以内には、アメリカはもちろんヨーロッパ、アジアからも中国、インド、オーストラリア、シンガポール、韓国の大学が名を連ねていました(2016年時点)。
MBAの効果(パフォーマンス)をどう評価するかは、千差万別であると思います。しかしMBAは自動車免許や英検のような資格ではない以上、定量的な評価を下しているランキングは効果を計る上で優良な手法と思います。そういう観点でランキングを見てみると、41校しかないオーストラリアの大学のうち3校が世界ランクで50位以内に入っていました(当時)。実際には10位、34位、46位(Economist, 2016年時)に位置しており、 世界トップクラスの大学と肩を並べていました。私がオーストラリアのMBA合格までに費やした費用あるいは労力は、アメリカのそれと比べ、1/2から1/3程度と思います。費用が少なく、効果も高い。つまりコスパが極めて高いと思うのです。それこそが、オーストラリアMBAが超おすすめ理由です。
本サイトでは、コスパの良いMBA留学をキーワードにしながら、私がアメリカとオーストラリア双方の大学に受験した経験や、オーストラリアMBA通じて得た実経験、現地の留学斡旋会社(エージェント)にインターンとして潜入し独自に入手した情報などを余すことなく紹介したい。また、オーストラリアMBAの入学準備や実態を記した書籍やインターネット上の情報が少ないことを踏まえ、社費・私費を問わずオーストラリアMBAに少しでも興味がある、検討するかもしれない方々にとって 、オーストラリアにMBA の受験準備書としても活用できるものになれば良いと思います。それでは早速、オーストラリア留学をお勧めする理由を皆さんとともに解明していきたい。
マッコーリー大学MBA卒業式の湯淺知英(笑)