「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼンテーション」
好き度:小 入手法:買った
ジョブズのプレゼントの最初の出会い
ジョブズのプレゼンテーションを見始めたのは、
大学院生になってからで、それも偶然のクリックがきっかけだった。
最初見た時の「すごさ」は、英語、しかもすごく長いプレゼンにも関わらず、
深夜まで見てしまったほどだから今でもよく覚えている。なんとも魅力的なプレゼンだった。
以降、まだそれほどジョブズのプレゼンがはやっていない時に、
秘かに自分のプレゼンする際の先生は、ずっとジョブズであった。
当時は大学院生だったので、プレゼンといえば先生が毎日やっている「講義で使うパワポ」か、
学会での良く分からない発表だけ。一部の人しかことをついていけないのが当たり前な感じで、
箇条書きが明確で良いっという印象さえあった。しかも、大半のプレゼンは、
一枚のスライドに字ばかりか、内容が多すぎて読み切れない感じであった。
ジョブズのプレゼンを見て、その「レベル」の違いを実感した。
良さを取り入れる
その良さを少しでも取り入れようと、できるだけ少ない文字数にしたり、
必ず練習してから発表に挑むようにした。また相手にシンプルな説明をするのは、
実は自分のためになることが分かった。結局、自分で難しい言葉や横文字を羅列して
相手を煙に巻くことで、自分の研究の不完全性をごまかしているだけだ。
「内容は深く、でも説明は簡単に(誰でもわかる)」が今でもモットウだ!!
この本は不要
そんなジョブズ好きの僕だから、この本も買ってしまったけど、
正直な感想は「不要」だ。この本にも書いてあるように、実際はプレゼンは
才能ではなく「練習量」がもっとも重要だと僕も思う。実際、僕も練習量が足りていない時には、
満足できるプレゼンテーションができた試しがない。
それに長すぎる。読むのが疲れる。すでに買ってしまった人は、「第三幕」
だけを読むことをお勧めする。最高のプレゼンは、「動画で」しかも「無料で」インターネットで
見れるわけだから、絶対見たほうが良い。ちょっぴり英語の勉強にもなるしね。
僕の中では、プレゼンは「ジョブズ」。演説は「オバマ」が今のところ最高の先生だ。