「金融危機の本質は何か」
好き度:小 入手法:買った
野口さんの本の続き
最近、金融危機がおこっている….ってTVとかで言われてるけど、
正直、仕事もしていない僕が、それを実感することって少ない。
でも、きっと何かが起こっているんだから、それが何か知りたいって思った。
僕は、「金融工学」の勉強をする時に一番頼りにしているのが、この
野口さん。金融って、よく分からない分野だけど、野口さんの本は
分かりやすく書かれていて、(もちろん難しいことも多いけど)
読みやすいかなって思ってる。
ファイナンスの立場から
これは前回紹介した本より、ちょっと難しめで、
金融危機をファイナンス(金融工学)的視点から書いてある。
結局、金融危機が起こった理由は、
金融工学を正しく使ってないから…ってことだけどね。
だって、そもそも金融工学は、「大損をしないようにするにはどうすべきか?」
を突き詰めていったもの。でも、それを使いこなせているはずの金融関係の会社
で、むしろこんな大損が起きたのだから。そう言われても仕方がない気がする。
結局、「金融工学がうまく使えなかったから起きてしまった」、ってのが正しい理解みたい。
もちろん、それだけが原因じゃないけど。
だから、僕らはもっと金融工学を勉強して使わなきゃいけないってことなんだろうね。